教えて関井さん!注文住宅を建てるなら把握すべき理想の間取りを実現するコツ

「注文住宅を建てたい」
「注文住宅の間取りはどうすればいい?」
「キヨウシステムの関井圭一氏の経歴を知りたい」

注文住宅の大きな特徴として、間取りを自由に決められることが挙げられます。
これから暮らし続けるのであれば、隅々まで配慮の行き届いたトータルデザインが必要です。

ところが、実際には住み始めてから不便を感じてしまうケースが少なくありません。
そのような後悔を避けたいのであれば、できるだけ多くの間取りをチェックしておきましょう。

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関井圭一 キヨウシステム 経歴

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関井圭一氏が注目する満足できるレイアウトの実現

知っている実例の数が多いほど、満足できるレイアウトを実現しやすくなるからです。
ただしカタログなどを取り寄せて、やみくもに見ていくだけでは高い効果を期待できません。

なぜなら土地の特性や周囲の建物との関係によって、選択できるレイアウトは大きく変わってくるからです。
たとえば道路の方向が異なるだけでも、玄関やガレージの位置取りを変えることになります。

もしカタログなどで面積が等しい間取りを見つけても、それを再現できる可能性は必ずしも高くはありません。
縦横の比率がわずかに異なるだけでも、多くの場合はレイアウトに著しい差が生じることになるでしょう。

土地の高さに関しても注意しなければなりません。
極端に低いケースや高いケースとでは、階数を重視して間取りを考える必要があります。

もし周囲の高い位置に住宅や道路があるなら、1階にリビングを設けると丸見えになるかもしれません。
日常生活にけるプライバシーを守りたいのであれば、リビングを2階以上に持ってくるような工夫をすることが重要です。

隣の住宅との位置関係にも注意する

隣の住宅との位置関係には特に気を使わなければなりません。
たとえば両者の窓の位置が真正面だと、お互いに開けにくくなってしまいます。

どちらかの住宅のトイレや浴室の真正面に、もう一方の住宅の寝室やリビングがあるようなレイアウトも良くありません。
水を流す音などによって、睡眠や団らんを妨げられる恐れがあります。

苦情を言われて、トイレや浴室を気軽に使えなくなるようなケースもあるでしょう。
隣の住宅のライトが強すぎて、寝室が明るくなってしまうような事例も見受けられます。
遮光カーテンで解決できる問題ですが、事前に知っておくと設計による対処も可能です。

このように住宅を取り巻く環境を考慮したうえで、実例を少しでも多くチェックするようにしましょう。
ハウスメーカーに相談すれば、自分たちのケースに近い実例を提供してもらえる場合もあります。

まだ一社に絞ってないないなら、複数のハウスメーカーに声をかけてみるのが得策です。
実例を紹介してくれるだけでなく、実際の状況を加味したレイアウトを提案してくれることも少なくありません。

自分の理想をハウスメーカーにしっかり伝えること

ただし、提案を鵜呑みにしない姿勢を持つことも大切です。
ハウスメーカーとやり取りする際に、自分で間取りを描いてみることもコツといえます。

実際に住むのは自分たちであり、こだわりも最初のうちは自分たちの中に閉じこもっている状態だからです。
いくら優れた設計技術を持っているデザイナーでも、他人のこだわりまでは分かりません。

そのため自己表現もしっかり行うことで、理想の間取りを実現しやすくなります。
そう言われても、間取りを描いた経験がないので戸惑ってしまう人もいるでしょう。

別に上手に仕上げる必要はまったくありません。
綺麗な図面として完成させるのはハウスメーカーの仕事です。
そのため極端にいうと、落書きのようなラフな図でも大丈夫です。

しっかり考えてこだわりを盛り込んでさえいれば、それを叩き台にしてクオリティを高めていけます。
あまり雑だと気が引けるというなら、方眼紙を使って作成するのも一つ手です。

素人でもすっきりとした図面を描きやすくなります。
CADほどの仕上がりにはなりませんが、見栄えの良い図面を作成できるフリーソフトを使用するのも一つの手です。

できるだけ正確に寸法を測る

また、できるだけ正確に寸法を測ることもポイントになります。
目分量だけで考えて済ませると、実情にそぐわないレイアウトになってしまいがちです。

したがって、メジャーを持ち歩いておき、気になった箇所はすぐに測る習慣をつけておきましょう。
もちろんまだ建てていない注文住宅を測るのは不可能です。

現在の住宅のいろいろな長さを調べてみると、注文住宅の間取りに関してイメージを掴みやすくなります。
たとえば玄関の幅を測ってみると、それを基準にしてどれくらいが理想か考えやすくなるでしょう。

さらに、事あるごとにメモをすることも非常に大切です。
注文住宅を建てるなら、驚くほど多くのことを決めなければなりません。

すべてを覚えきるのは常人には困難です。
間取りについて決めたことも、いつのまにか忘れてしまいかねません。

まとめ

ハウスメーカーと何度も相談してブラッシュアップしていくうちに、最初に決めたことが曖昧になっていく恐れもあります。
数値的なことはハウスメーカーが記録していますが、細かなこだわりや感覚的なことは漏れていることも珍しくないです。
最終的にしっかり反映させたいなら、こまめにメモを取るように心がけましょう。

最終更新日 2025年5月20日 by igocars