現代の募金活動について

弱っている人がいると手を差し伸べたり、助けてあげたいと思うのが人間の良心と言われるものであり、人間独特の援助行動と言えます。
生存競争が厳しい他の動物たちの世界では、身内や親族でない赤の他人つまり血のつながりのない動物を助けるという行動はめったに見られるものではありません。
自然界の動物の世界では、自分の子供を守るためにはパートナーの雄や周囲にいる子供でさえ容赦なく殺してしまい、自身の命や子孫を守る行動をとります。

突如襲ってくる天災

赤の他人を何の見返りも求めず、時には自分の命を犠牲にして助けるという行為は、人間にしか見られないキリスト教でいう隣人愛というものでしょう。
地球に住んでいると人間は、突然様々な災難に見舞われることがあります。
その代表的なものが天災と言えます。
毎日のように地球のどこかで必ず豪雨や地震、台風や豪雪などの被害を被っているんです。
こうした天災はどれだけ科学技術が進歩しようとも、防御したり完全に回避することが不可能なんです。
とくに地球規模で二酸化炭素排出量が深刻な問題となり、地球の環境を汚染してしまっています。
そのことで極端に気温が上昇し寒冷地でも気温40度以上になったり、急激なゲリラ豪雨や髪身なりが頻発する様にもなってるんです。
豪雨などは川の氾濫が起こり、津波のように家屋を水害でさらっていき命や財産を奪い去ります。
日本でも夏にはよくゲリラ豪雨が見られたり、一カ月で一年分の降雪量を記憶するなどが頻繁に見られるようになりました。

地球温暖化によって気象異常が地震発生とも牽連している?

阪神大震災

そして一説には、地球温暖化によって気象異常が地震発生とも牽連していると唱える学者もいます。
阪神大震災の前にも、異常な空模様を見たとか、上空が真っ赤に染まってから地震が発生したなどが確認されてるのです。
地球温暖化や異常気象は、地震とも全く無関係とは言い切れません。
地震は日本では頻繁に発生し、地震大国としても世界で有名になっています。
記憶に新しいのは東日本大震災や阪神淡路大震災でしょう。
地震も家屋を倒壊し、火災を発生させ多くの人の命や財産、日常を奪い去っていくんです。
地震予知は天気予報よりも難しいとされており、人間は無抵抗と言わざるを得ません。
こうした天災や地震が起こった後には、自治体や政府が救助活動を行う他、人々は自発的に何か支援やサポートできることはないかと模索し、行動に移します。
日本での震災や水害では、多くのボランティアがサポートし町の復興に貢献しました。
実際に被災地に出向き、自分の仕事や生活を犠牲にしてまで片付けや避難者のサポートに奔走する人もいます。

募金などで経済的に被災者を支援しようとする行動も見られる

そして家庭事情や仕事でどうしても支援できない場合には、募金などで経済的に被災者を支援しようとする行動も見られるんです。
大規模震災や津波、水害の際には世界各国に一斉に惨事が報道され、すぐさま各国から募金の支援が行われました。
こうした行動こそが、人間本来の美しい姿であり国境を越えた隣人愛と言えるものでしょう。
多くは赤十字やNPO、ユニセフなどの国際支援団体を通じて募られ、お金が日本に送金され被災地に分配される仕組みになっています。
しかしながらこうした支援団体にわたったお金が本当に被災者のもとに届けられているのか、疑問や猜疑心を抱く人も中にはいるのが事実です。
一般的に寄付されたものは、誰にどれだけの額が使われたなどの詳細な明細は公表されないことが多いんです。
もちろん日本ユニセフ協会など、額を公表している団体もありますが、そうでない団体があるのも事実です。
時には正しく送金されず、犯罪者の私利私欲のために使われることも過去にはありました。
被災者を助けてあげたい、募金してあげたいのは山々だが、本当に正しく使われるのか心配で二の足を踏む人も多くなってるんです。

参考資料:「日本ユニセフ協会」ってどう?口コミや評判をまとめました。

クラウドファンディングを活用する

クラウドファンディング

こうした場合には、クラウドファンディングを活用するとよいと言えます。
クラウドファンディングは国際機関や赤十字などを介さず、ダイレクトに被災者に届けられたり建造物の復興などに使われることがあります。
クラウドファンディングで実際に復興した建物や生活状況などを、今度はネットを介して募金してくれた人に実情を動画や写真で届けられるので正しくお金が使われていることを自分の眼でしっかり確認できるのも魅力です。
発案者、発起人に寄っては集まったお金の集計と支出の明細をきっちりとネット上で公開し、収支を明らかにする人もいます。
今後ますますクラウドファンディングを介した募金が行われることが多くなっていくと予測できます。
クラウドファンディングは自信や水害などの天災における人助けの他、個人的な支援やサポート、ある団体や集団への支援なども行えます。

まとめ

自分が問題を感じていること、支援したい団体などによりダイレクトに支援できるのも魅力であると言えるんです。
心臓移植手術が日本では難しく、海外での高度な医療によって手術しなければ命が助からないと言った場合にも、クラウドファンディングは大きく貢献することができます。
そして支援の内容が具体的にネット上で公開されるので、お金が集まるのも非常にスピーディーであり目標額に達しやすいメリットもあります。

最終更新日 2025年5月20日 by igocars