カジノで行なわれるバカラのルール

バカラ

バカラってどんなゲーム?

バカラは海外のカジノで行なわれるカードゲームの一種で、単純明快なルールとスピーディな展開が楽しめることで、とても人気のある種目となっています。
バカラの基本として、架空の「プレイヤー」と架空の「バンカー」という二人が勝負する形態を取ることを知っておきましょう。

カジノにはディーラーがいて、ブラックジャックならディーラーとの勝負になりますし、ポーカーなら同じ卓に座ったほかの客との間で勝負になります。
これらの種目では、客は自分の判断でカードを引くか、掛け金を上げるか、などの判断をしてゲームの流れに強く介入できます。

しかし、バカラの「プレーヤー」と「バンカー」は完全に架空の存在であり、自分の判断でカードを引いたり出目に応じてベットを釣り上げたり、なんてことは一切行ないません。
客はこの架空の二人のどちらが勝つかを予想し、その勝つと思うほうに掛け金を張るのです。

そして自分の張った側が勝てば勝ち方に応じた倍率で返金を受けられますが、負ければ当然掛け金は没収されます。
プレーヤーとバンカーはただ機械的にカードを配られ、開示するだけの存在だり、勝率は五分なので、ベットする客から見て勝率を上げられるような判断材料はありません。純然たる運の勝負となります。

この技術介入性の低さと、毎ゲームが1分もあれば終わるスピーディーさが人気の理由なのでしょう。

■ルール

基本ルールを説明していきます。

まず、客とバンカーにディーラーが伏せカードを2枚ずつ配ります。
次にカードをオープンして、条件に応じてカードを引いていき、最後に数字の合計の下一桁の数字が9に近いほうの勝ちとなります。
たったこれだけです。

後はルールの補足事項になります。
数字の数え方として、数字のカードはそのままですが、10、J,Q,Kは全て10と数えます。
Aは1としてのみ数えます

そして、最初にカードを開いて客とバンカーのどちらかの合計下一桁が8、9であった場合を「ナチュラル」と呼び、新たにカードを引くことはできなくなり、ここの合計で勝敗を競います。
最初に配られるカードで決定するので、ここには何の技術も存在しません。ただ運で勝敗が決まります。

プレーヤー側の数字が5以下であれば3枚目のカードが追加で配られます。
6以上であれば、その時点の数字で勝負になります。

バンカーの数字が6以下で、かつプレーヤーの数字のほうが高い場合はもう1枚カードが配られます。
その時点でバンカーの引き分け以上が確定していれば、追加のカードは引きません。

このように、プレーヤーとバンカーの動きは全て機械的に決定され、ここにディーラーや店の操作が加わる余地はありません。

なお、客は両者の引き分けに賭けることも可能です。
確率は低いですが、両者の合計が同じになる可能性はあり、その倍率も優遇されているため、一勝負で大きな配当を狙う場合はここに賭けてスリルを味わうこともできます。

■配当

プレーヤー側に賭けて的中すれば配当は2倍、1ドルかけていたら2ドルを手にすることができます。
バンカー側にかけて的中すれば配当は1.95倍、1ドルかけていたら1.95ドルを手にすることができます。

どうしてバンカー側に賭けたら少し配当が下がるのかと疑問に思うかもしれませんが、このゲームの特性上、両方の配当を2倍にしてしまうと、カジノ側は何の儲けもなくなってしまうからです。
宝くじでも競輪でも、こうした運営側の利益を差し引くことは行なわれているので、これは納得するしかありません。

なお、引き分け(タイ)を的中させた場合の配当は8倍と大きくなっています。

これでお分かりでしょうが、このゲーム、客は勝敗がつくのを眺めるしかできませんが、プレーヤーもバンカーも、カードを配るディーラーも何の操作も加えることはできません。
この公平感もこのゲームが人気の理由かもしれません。

 

引用元:バカラカジノ

最終更新日 2025年5月20日 by igocars